せっかくヨガインストラクターの資格を取ったのに、お仕事全然みつかりません…
• フリーランスとして働きたいのに出てくる求人は正社員ばかり
• 常温ヨガのクラスが持ちたいのに、ホットヨガの求人しかない
これ、新人ヨガインストラクターがお仕事を探し始めた時のあるあるかと思います。
普通のお仕事であれば、ネット検索すればある程度、求人を見つけられると思います。
でもヨガインストラクターの場合は本当に全然…。
私も20年近く前、インストラクターになりたての頃、同じ事を思いました。
しかも当時よりずっと、ネットで見た時の常温ヨガやフリーランスの求人数は減っていると感じます。
私がヨガスタジオで採用担当をしていた頃、新人インストラクターさん達にもお仕事の探し方を度々聞かれていました。
きっと他にも困っている方がいるはず!
今日はお仕事の見つけ方のお話をしますね♪
ヨガインストラクターの求人の見つけ方
とりあえず、求人を探してみようと思ったら、まずはネットで探してみて下さい。
大手チェーン店の正社員やアルバイトが中心にはなりますが、少しは出てきます。
その中で「ここで働きたい!」というところが見つかったら、そこに応募してみましょう。
大々的に募集しているという事なので、採用される確率も以下で紹介する方法よりも高いと思います。
それでも自分のココロに合う求人が見つからなかった場合は、ネットで探す以外の方法で探していきます。
実際に現役インストラクター達が行っているお仕事の探し方を6つご紹介!
2. ホットヨガのインストラクターを狙う
3. ヨガスタジオに自らあたってみる
4. ヨガインストラクターの知り合いを増やす
5. 代行を受けまくる
6. スキルを増やす
スポーツクラブのオーディションを狙う
スポーツクラブでは定期的にオーディションを開催しているところが多くあります。
私も以前は某大手スポーツクラブでのレッスンも担当していましたが、そこでは毎年1回、必ずスタジオインストラクター募集のオーディションが開催されていました。
とは言え、宣伝はスポーツクラブにポスターが貼ってあったり、自社のHPに掲載されたりしているだけなんてことも多いのです。
ネットで「ヨガインストラクター 求人」などと入力しても出てくるような状態ではありません。
その為、オーディション情報が知りたい場合はそれぞれのスポーツクラブのHPで確認する必要があります。
オーディション情報が掲載されていなかった場合は、オーディション開催の予定がないか、あるならいつ頃かを問い合わせてみましょう。
複数店舗があるスポーツクラブでは、1度オーディションに合格する事で数店舗でクラスを担当させてもらえる事があります。
また、最初は1クラスでも参加者からの評判やクラブでの評価が高ければその後担当クラスが増える可能性が高いのがスポーツクラブでクラスを担当する利点です。
ヨガを深めようとか、ディープなヨガに触れようという方はほぼいないので、新人インストラクターさんにも向いていると現場だと思います。
「私は絶対にヨガスタジオ以外ではレッスンをしません」という方以外はスポーツクラブのオーディション、調べてみてくださいね♪
ホットヨガインストラクターに的を絞る
常温ヨガインストラクターとホットヨガのインストラクターでは圧倒的にホットヨガインストラクターの方が求人が多いです。
それはやはり、ホットヨガインストラクターよりも常温ヨガインストラクターをやりたい人の方が多く、ホットヨガの方がずっと離職率が高いからです。
私は長く常温ヨガとホットヨガ両方を併設しているスタジオでクラスを担当していましたが、その差は歴然でした。
これもスポーツクラブ同様、検索で求人が出てこない場合でもスタジオそれぞれのHPでは募集が出ている事もあるので、それぞれのスタジオのHPを見てみてください。
気になるスタジオがあった場合はまずは一度自分がお客さんとして体験してみると良いと思います。
スタジオやクラスの雰囲気を知る事で、実際にオーディションを受ける際のヒントにもなりますよ♪
ヨガスタジオに自ら掛け合ってみる
スポーツクラブは嫌だ、ヨガスタジオが良い!
でもホットは嫌だ、絶対私は常温のクラス以外担当しないぞ!!
という方は尚更求人が少ないと思います。
そんな場合は片っ端からヨガスタジオのHPを覗いてみてください。
たまに求人が出ていたりします。
正直、新人さんでこのパターンは、ヨガインストラクターだけで一人で生活できるくらいの収入を得るのは最初は難しいと思います。
もちろん、絶対無理ではないですけどね☆
ヨガインストラクターの知り合いを増やす
実はこのインストラクターの知り合いを増やす事こそ、ヨガインストラクターの求人情報を手に入れる一番の秘訣だったりします。
なぜヨガスタジオの求人情報がほとんどネットに出ていないか、それは求人を出さずとも、多くは横のつながりで事足りているからです。
「どこどこのスポーツクラブでオーディションがある」
「どこどこで新しいホットヨガスタジオができるから、インストラクターを大量募集している」
などなど、周りに同じインストラクター友達がいると教えてもらう事が出来ます。
そして、それだけではありません。
なんとヨガスタジオのレッスンでは
「今度私〇〇スタジオでのレッスンから抜ける事になったから、そのクラス引き継がない…?」
とインストラクター同士で声がかかる事があるのです。
もちろん一インストラクターに採用権があるわけではないので、その一言で必ずそのクラス枠がもらえるわけではなく、スタジオオーナーさんと会って面接等あります。
けれど不特定多数に向けた求人で、大人数のオーディションに参加する場合よりもずっと、ずっとクラスがもらえる可能性があがります。
実際ヨガスタジオのオーナーさんの中では、一般に求人を出してオーディションをするよりも、実際に活躍しているインストラクターに紹介してもらった他のインストラクターの方が質が高い人と出会えると感じている方も多いようです。
その為、なかなか外に向けて求人を出さない事が多いのです。
私も長年務めてきた常温ヨガのクラスを出産で手放す事になった時、後任のインストラクターを指名して譲ったことがあります。
長く参加して下さっている方ばかりの大切に育ててきたクラスだったので、私が信頼出来るインストラクターに後をお願いしたかったからです。
代行を受けまくる
今クラスを持っていない、もしくは担当しているクラス数が少ないのであれば積極的に代行を引き受ける事をおススメします。
まず、実際のレッスン経験を増やす事ができるので、インストラクターになりたての方には1回1回が勉強になります。
そして代行を受けるという事は、どこかのヨガスタジオやスポーツクラブに実際に足を運ぶという事です。
そこのスタッフさんと顔見知りになれます。
何回か足を運んで仲良くなっていればオーディション情報を教えてもらえたり、代行の時の評判が良ければ枠が空くときにオーディションなしで直接声がかかったりします。
新人インストラクターにとって代行が嬉しい点は、代行依頼はほとんどインストラクター同士でなされる事です。
通常、代行者の面接やオーディションはスタジオ側は行わない事が多いのです。
だから、現時点ではオーディションでは不採用になるレベルであったとしても代行ではレッスンができるんです。
もちろんその代行でのレッスンがあまりに酷いと「もう二度とあの人に代行は頼まないでください…」となってしまいますけど。
代行のお願いというのも、ヨガインストラクターの知り合いがいて初めて頼まれます。
やはりインストラクターの知り合いを増やす事は大切ですね。
スキルを増やす
自分の出来る事を増やしておくのもとても大切です。
正直、今やヨガインストラクターの資格を持っている人はものすごくたくさんいます。
よく全米ヨガアライアンスは持っていた方がいいか?の話になりますが、全米ヨガアライアンスRYT200の資格だって持っている人が多すぎて、もっているからってそれが強みになるわけではないのです。
なので、自分の実際の知識やスキルを少し増やしてみる事も大切です。
一つおススメなのはマタニティヨガ関連のお勉強をしておく事。
マタニティヨガのクラスをしたいと思っていなかったとしても、スタジオによっては妊娠している方がいらっしゃる場合があるからです。
妊婦さんに対する考えはスタジオそれぞれ違います。
そのため対応もまちまちですが、常温のヨガスタジオではずっと通って下さっていた方が妊娠された時なんかは、ハードなクラスでなければそのまま参加可能にしているところもあります。
その為、お勉強をしておいた方が担当出来るクラスの幅が広がります。
別にマタニティを勉強したところで劇的に求人が増えるとかの話ではありません。
けれども、日本のヨガスタジオは参加者の大半が女性なので、女性の自然な流れの一つとしてお勉強しておくことをおススメします。
また、カラダや健康の事が大好き!という方はピラティスなどのお勉強をしてみるのも一つです。
私の周りでは骨盤関係のヨガやエアリアルヨガ、ベビーヨガやキッズヨガなどをお勉強してお仕事の幅を広げている方なんかもいます。
因みに私は古典ヨガの世界が好きすぎるので、ヨガ関連以外のお勉強はしていません。
けれど周りのインストラクターの子を見ていると、似ているけれどちょっと違う分野のお勉強をする事で担当クラスを増やしているパターンがとても多いので、クラス数を増やしたい時には有効です。
その気持ち、すごくーーく分かります。でももし、インストラクターになりたての方で、ご自身の体はホットヨガでも対応出来るのであれば、最初はホットヨガのクラスも視野に入れて担当するクラスを増やしていく事をおススメします。この考えに反対派の方もいらっしゃるのは重々承知です。
でも、「インストラクターだけをお仕事として生きていこう!」という強い思いがある方は、最初が思い描く形と違っていても良いと思います。フリーのヨガインストラクターは当たり前ですが終身雇用ではありません。
その為、今担当しているクラスを永遠に担当出来るなんて保証はないのです。
集客が悪ければ契約が打ち切りになる事もありますし、自分都合でクラスを手放す事もあります。
なのでもし、最初の担当クラスがホットヨガで埋まってしまったとしても、永遠にそのままというわけではありません。
【ヨガのレッスンをする】という経験値は積んでいけますし、ヨガインストラクターの知り合いも増えるので情報交換をする相手も増やす事が出来ます。
ホットヨガスタジオでクラスを持っているフリーのインストラクターの中には、他で常温のクラスを担当してる人も多くいるので、常温スタジオの情報や代行を仕入れる事も可能です。
そんな中で常温のクラスのチャンスが舞い込んできたら少しずつそちらにクラスを変えていけばいいのです。
とは言え、これはあくまで私の考え。
私は私の性格上、そして経験上、「ヨガのインストラクターとして生活するぞ」と決めたら、まずどっぷりその環境に浸かれるようにした方が合っています。
ワクワクしますし、他の事にブレずに集中できるので、向上心も沸き上がって物事が良い方向に進みます。
逆に、他のお仕事と掛け持ちながら週に1クラスでも担当していく。
そしていずれはインストラクターだけで生活できるように担当クラスを増やしていく、という方法で攻めた方が合う性格の方もいらっしゃると思います。
まとめ
ヨガインストラクターで生計を立てて暮らしていく事はもちろん可能です。
私もそうですし、私の周りにもそれ一本で暮らしている方がたくさんいます。
けれど、駆け出しの新人時代に、いきなり自分の理想のスタジオで自分が理想とするクラスの本数を獲得するのは難しいのも事実です。
そんな時でもめげずにいて下さい。
ヨガインストラクターの求人募集の見つけ方
1. スポーツクラブのオーディションを狙う
2. ホットヨガのインストラクターを狙う
3. ヨガスタジオに自らあたってみる
4. ヨガインストラクターの知り合いを増やす
5. 代行を受けまくる
6. スキルを増やす
地道にコツコツ取り組んでいれば、きっと1週間ヨガのクラスで埋め尽くすのだって夢じゃない!
陰ながら応援しています!!
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