不安で不安で仕方ない時、誰しもがあると思います。
書く言う私も、まさに今そう。
実は我が家、突然収入が0になる危機に陥っているのです。
しかも、我が家は毎月固定費がかなーーりかかる家です。恐ろしいくらい。
不安が無いと言ったらウソになります。
その上、まだほぼ返済していない住宅ローンがたんまりあり、固定費だけでなくプラスで生活費もかかってきますから。
でも私は事件が起きたその瞬間から前を向いているし、ほとんど悲観的にはならずにいられています。
こんな時、私がヨガの人で良かったなと心から思う瞬間です。
何故、前向きでいられるのがヨガのおかげなのか？
何故私が、人生の危機に直面していても、前向きでいられるのがヨガのおかげなのでしょうか？
それは、ヨガでは
不安に打ち勝つ唯一の方法
が説かれているからです。
それは、大昔、人間の本当の幸せを探し続けた賢人たちが編み出した方法です。
出産前まで十数年、日々ヨガばかりに興じていて私は、適度にはその術を身に着けていました。
それ故、何かピンチに見舞われた時に落ち着いていられる自分に対して、ああ、ヨガを行ってきてよかったなぁ…と思っているのです。
不安を打ち消す唯一の方法
それでは、ヨガで教えてくれている、不安を打ち消す唯一の方法とは何でしょうか？
それは
今、この瞬間を生きる
ことです。
何だよ…。と騙された気分になったかもしれません。
でも、これ、本当です。
この今、この瞬間を生きる、という事を実践出来るようになると、不安に押しつぶされずに自分のやるべき事を全う出来ます。
今、この瞬間には生きていない
ほとんどの大人は、普段「今、この瞬間を生きる」ことはしていません。
ご飯を食べている時、どんな風に食べていますか？
口はもごもご動かしながら、頭の中は先の予定や心配事、お仕事のことなどを考えていませんか？
家事をしている時はどうでしょう？
子供の事を考えたり、楽しい事や嫌な事を思い出してみたり。
トイレに行ってる時だって、新聞や本を読んでいる方も多いのではないでしょうか？
人間って多くの場合、行動と頭の中が別々になっているのです。
本来、ご飯を食べているのなら、今食べているお食事の味・触感・香りなど一つ一つ大切に感じながら食べると良いです。
家事をしている時はしている作業にしっかりと集中する。
お仕事中はお仕事に集中し、休憩中は全力で休憩する。
それが、今、この瞬間を生きる
という事です。
今この瞬間を生きると、最強の自分になれる
本来、今、この瞬間に生きる事が出来るようになると、生活の質がぐっと向上します。
そして、自分の能力も最大に発揮されやすくなるのです。
考えてみると、とても単純なお話です。
お仕事の最中に、やるべきお仕事に一心に集中出来ていたら、どうなるでしょうか？
何か問題があるでしょうか？
全く問題ありません。
集中している分、お仕事の効率もクオリティも上がります。
家事をしている時はどうでしょう？
お料理をしている時、お掃除をしている時、集中していたら何か不具合がありますか？
全くありません。
集中して行った方が、手際もよくなりますし、仕上がりもうまく行きます。
ご飯を食べる時だって、何倍も美味しく感じ、満足感もアップします。
家事だって効率もクオリティもあがります。
そのものに集中しているので、意識が他にある時よりも結果がずっと良くなるのです。
今この瞬間に生きないことで、人生の質が低下している
それなのに多くの時間、心配ごとや気になること、または楽しい未来の妄想をしています。
目の前の作業とは別のことで頭を満たしてしまっているのです。
その為、行っている作業もそこそこの結果にしかなりません。
そこそこのクオリティの事をやり続けていたって、得られる結果もそこそこである事は明白です。
人は妄想の中で生きている
さらに関係ない時に心配ごとを考え続けることにより、物事を頭の中で複雑に膨れ上がらせ、現実よりも大きな問題として自分を不安の坩堝へ落とし入れてしまいます。
何か問題が起きた時に、「どうしよう、どうしよう、不安だ、不安だ…」と考え続ける事は、あまり意味のある事ではありません。
「どうしよう」と思っていても「不安だ」と思っていても、何も状況は変わらないからです。
変わらないのにも関わらず、ずーーーっとそれを考え続けてしまいます。
子供と接していても、家事をしていても、仕事をしていても、誰かと会っていても
何をしていてもずーーっと、「不安だ、どうしよう、こんな事になってしまうかも。あんな風になったら嫌だ。」と妄想し続けます。
その間の時間、人は頭の中に生きています。
今、この瞬間、目の前の子供や家事や仕事や人への意識はおざなりです。
問題に集中する時は、問題に集中する
その時、その瞬間に集中し続けるからと言って、自身に起こっている問題に目を向けないわけではありません。
むしろ目をそらさずにしっかりと問題と向き合う事が大切です。
一度しっかりと現実を直視し、状況を理解し、その時すべき最善の策を考えます。
あとは行動に集中し実行するだけ。
定期的に現状確認の時間を持ち、その結果により行動に修正をかける。
考える時間はしっかりと考え、行動する時間は行動に集中する。
本来たったこれだけなのです。
それ以上その物事を考え続ける必要はありません。
心配事の99.2%は実際には起こらない
人の心配や悩みをセッセと研究された方の説です。
大分昔に聞いたお話で、どなたの研究かは忘れてしまいましたが、その説だけはしっかりと記憶に残っています。
人は日々あれこれと心配事をしますが、その心配の８割は実際には起こらない事です。
残りの２割は実際に起こりはしますが、その２割のうちの８割は、起こっても何らかの対応が出来ること。
本来は心配の必要が無い問題です。
さらにその残りの８割は起きてみないと心配になるかどうかわからないことです。
要するに、わたし達の心配事が実際に起こる確率はすごく少ないのです。
計算してみると実際に心配するような出来事が起こるのは０．８％くらいの確率。
だから考えている事の99.2%は起こらないか、起ったとしてもどうってこと無いのです。
トラブルに見舞われた時に考えている事を思い出してみて下さい。
- どうしよう…お先真っ暗だ…
- ～～～なんてしなければよかったんだ
- どうしてこんな風になってしまったんだ…などなど
はっきり言って考えていても仕方ないことです。
それを考えたところで何も現状は変わらず、心も病んで思考能力の低下を起こすようなことばかり。
実際にはほぼ起こらない事に対して心の大半をつかい、今、この瞬間に目を向けずにいるのは大変もったいない事です。
生きている限り日常は続く
何かトラブルが起きていたって日常は続きます。
常に今この瞬間に生きていれば、どんなトラブルのさなかでも子供との時間は子供との時間を楽しむことができます。
そして、お友達との時間はお友達との会話を楽しむことができます。
どんなに泣きそうな問題を抱えている時だって、目の前のその瞬間をしっかりと感じていれさえいれば、笑顔にもなれるし、幸せも感じられます。
そこで得られる前向きな心が、トラブルに対応する力にもなってくれます。
例えば今の私であれば、「収入が0になるんだって～～。へ～～。」と言って、知ってはいても見て見ぬふりをして、ただ子供との時間を過ごしたり、日常生活を回していけばいいわけではありませんよね。
収入が0になる事が分かったら、まず我が家の現状を洗い出し、自分に出来る事を考えなくてはなりません。
そして今自分に出来る最大限の事を、またしっかりとそれに集中して実行していきます。
そうして見えてきた結果から、また新たな戦略を考えます。
その繰り返しです。
子供は今、この瞬間を生きるもの
小さな子供が未来の心配などをせずいつも自由でいるのは、その瞬間その瞬間をしっかり生きているからです。
子供の場合、知らないから心配しなくて良いという側面ももちろんあります。
けれど今この瞬間をしっかり味わっているからこそ、思いっきり楽しんだり悲しんだりしているのです。
大人になるとどうでしょうか？
考えなくてはいけないこと、心配しなくてはいけないこと、やらなくてはいけないことが山のように出てきてしまいます。
きっと、ほとんど今、この瞬間は味わえてはいないでしょう。
ヨガは今、この瞬間を生きる練習
今、この瞬間に意識を向けられたら不安に押しつぶされることは無いと頭で分かっても、すぐそれを実行するのは難しいかもしれません。
そんな時はヨガを実践してみて下さい。
何故ならヨガは、まさに今、この瞬間を生きる練習をするものだからです。
ヨガの時間は色々なポーズを取りながら「今、この瞬間」を味わう練習をしています。
「今の自分自身に集中すること」どんな先生でも必ずおっしゃると思います。
もしかしたら最初はヨガの時間だけ、その不安から解放されるかもしれません。
ヨガをしていない時は不安に頭が占領されてしまうかもしれません。
でも、今、この瞬間を味わうことの大切さを念頭に繰り返しヨガを行ってみて下さい。
きっと日常生活でも少しずつ瞬間を味わい、楽しむことが出来るようになると思います。
幼少期から頭の中が大忙しな私でも、今ではかなり瞬間に意識を向けられるようになっています。
私のヨガの先生の言葉です。
本来ヨガの練習を正しく行えば、日常生活にも大きな影響が出るものです。
不安で押しつぶされそうな時は、必要な分だけ考えたら、あとは今この瞬間を生きてみて下さい。
それが難しかったら、騙されたと思ってヨガをやってみて♪
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